平成30年3月10日(土)13:00より、八王子労政会館にて「第20回お父さんお帰りなさいパーティー」が開催されました。当日は、浅野実行委員長の呼びかけで、翌 3月11日が東日本大震災から7年目に当たるために、参会者全員で黙とうを行いました。
基調講演は「もっと知ろう 八王子のこと ~明治維新からの150年~」と題して、NPO法人八王子生涯学習コーディネーター会理事の間宮 章さんのお話がありました。八王子の近・現代の夜明けは、千人同心の解体から始まったそうです。その後、明治・大正期には織物業が盛んになり、生糸が花形輸出品となって、その中心ルートが八王子~原町田~横浜という 日本の「絹の道」とされ、鑓水商人が活躍しました。昭和16年の日米開戦で、織物業界も大きな打撃を受け、昭和17年には軍人市長が登場したとのこと(陸軍中将 深沢友彦)。昭和20年8月2日には、米軍のB29、180機による八王子空襲があり、市街地の8割が焼失し、死者450名を出したそうです。
戦後の復興は、やはり織物業が原動力になったそうで、ガチャマン景気と言われたそうです(織機をガチャンと織れば、万の金が儲かる」という意味)。
その後「昭和の大合併」(昭和30年~39年)を経て、今日の八王子市域が形成されたそうです。終戦直後の市の人口は6万2千人、73年後の今日は57万7千人、現在は「人と人、人と自然が響き合い、みんなで幸せを紡ぐまち八王子」をまちづくりの基本理念に掲げる中核都市として発展を重ねています。
間宮さんのお話は、八王子に住む私たちにとって、改めて この150年を振り返る時間となりました。なお、間宮さんは、元NHKプロデューサーです。
基調講演の後 参加者の皆さんは、「ツアーガイド」さんの案内で、それぞれの展示ブースを見学しました。今回は、約38の出展団体で、参加者は約200名と賑わいました。15:30より、ホールにて交流パーティーが催されました。
今回のオトパには、創価大学の学生さん達も参加され、準備や後片付け作業を手伝って頂きました。また交流パーティでは「コーヒーコーナー」を設け、参加者に無料でコーヒーをサービスしてくれました。創価大の皆さん、ありがとうございました。(創価大学では4月7日(土)に、「桜カフェ」を開催するそうです。 ⇒ 詳しくはこちら )
なお、今回はテレビ朝日の取材が入り、一般参加者がインタビューを受けていました。
また 今回は、協議会作成の「活き活きハンドブック」(平成30年3月版)が、参加者に配布されました。
※ 交流パーティの最後にセンター元気の伊藤涼子さんが、会場の皆さんと一緒に歌を唄って閉めましたが、この歌がとてもユニークなのでご紹介します。
「若いお巡りさん」の替え歌で、京都府警の南丹警察署が振り込め詐欺の未然防止のために、防犯イベント等で使用しているものだそうです。
皆さんも、何かのイベントの際、みんなで唄ってみては如何でしょう。